在来鉄道の騒音予測

1.予測手順
 在来鉄道騒音の予測計算は、音源を3種類(転動音、構造物音、モーターファン音)に分け、それぞれの音源について有限個の離散点音源列で近似させ、エネルギーベースでの計算方法に基づき、予測地点における昼間、夜間別の等価騒音レベル(LAeq)を算出することにより行います。

鉄道騒音予測フロー

在来鉄道騒音の予測計算の流れ

2.予測式等
 予測式は、「在来鉄道騒音の予測手法に関する検討」((社)日本音響学会騒音振動研究会資料,2005)及び「鉄道沿線における高所空間に適用可能な騒音予測手法」(鉄道総研報告,2009)に示されている提案式を用います。

在来鉄道の騒音予測については、これまで「在来線高架鉄道からの騒音予測手法案」(石井他,1980)や「在来鉄道騒音の予測評価手法」(森藤他,1996)が主に使われてきましたが、上記の提案式は離散点音源モデルのエネルギーベースの計算方法を用いているため面的な予測計算も可能となります。

車両は電車、線路は平坦かつ直線・ロングレール区間、列車速度は50~150km/hの定速走行、予測範囲は軌道から10~100mの範囲内です。


3.予測結果
(1)遮音壁設置前
 遮音壁設置前の在来鉄道騒音の予測結果は以下のとおりです。

     鉄道騒音予測結果(遮音壁設置前)
在来鉄道騒音の予測結果〔遮音壁設置前〕

(2)遮音壁設置後
 遮音壁設置後の在来鉄道騒音の予測結果は以下のとおりです。離散点音源モデルのエネルギーベースの計算方法を用いているため有限長遮音壁の騒音低減効果が面的に把握できます。

     鉄道騒音予測結果(遮音壁設置後)
在来鉄道騒音の予測結果〔遮音壁設置後〕