建設工事の騒音予測

1.予測手順
 建設工事騒音の予測計算の手順は以下のとおりです。

建設騒音予測フロー

建設工事騒音の予測計算の流れ

2.予測式等

1.予測式  予測式は、(社)日本音響学会提案の建設工事騒音の予測モデル“ASJ CN-Model 2007”を用います。
2.建設工事騒音の特徴  建設工事騒音は作業内容や建設機械の組み合せに応じて騒音の時間変動や騒音レベルが様々に変化します。また、建設機械は少しずつ作業箇所が移動するため、ある施工箇所に限定した対策では十分な効果は期待できません。
3.適用範囲  一般的な工事騒音の場合は、建設工事現場の敷地の境界線から概ね100mまでです。

3.予測結果
(1)防音シート設置
 音響透過損失を10dBとした防音シート設置時の建設工事騒音の予測結果は以下のとおりです。 防音シートの設置により騒音レベルは5~10dB程度低減しています。

建設騒音予測結果(防音シート)

建設工事騒音の予測結果(防音シート設置)

(2)防音パネル設置
 音響透過損失を20dBとした防音パネル設置時の建設工事騒音の予測結果は以下のとおりです。
 防音パネルの設置により騒音レベルは10~15dB程度低減しています。

建設騒音予測結果(防音パネル)

建設工事騒音の予測結果(防音パネル設置)